
【実請求書を独自検算】AWS請求書の「マイナス行」を割引率と読むと約5倍ずれる——CloudCutが判定手法3つを公開
CloudCutが実請求データを検算したところ、請求書の表面上は15.0%の割引が効いているように見えたケースで、実際の正味効果は2.9%にとどまることがわかりました。請求書だけで割引の効き方を判定する3つの手法を公開しています。
クラウドコスト削減サービス「CloudCut(クラウドカット)」を提供する株式会社◯(英語表記 LEI,inc.)は、自社が見積・診断のために顧客から受領したAWSの実請求データを対象に、「請求書だけで、いま割引がどれだけ効いているかを判定する手法」を独自に確立し、その手順と実測結果を公表しました。検算の結果、請求書の表面上は15.0%の割引が効いているように見えたケースで、実際の正味効果は2.9%にとどまることがわかりました。同じ請求書から、約5倍離れた二つの数字が出てくることになります。
原因は、Savings Plans(SP)の費用が請求書に二つの行として現れる構造にあります。SPの対象となる利用はまずオンデマンド価格で計上され、その全額がマイナスの行で打ち消されたうえで、SPのコミット費用が別の行としてプラス計上されます。マイナスの行だけを割引額と読むと、その割引の対価であるコミット費用が相殺されず、割引の恩恵だけを数えてしまう計算になります。
CloudCutは、この読み違いを避けるための3つの判定手法を整理しました。①SPの正味効果を「適用額−コミット費用」で算出する方法、②請求書に現れないRI(Reserved Instances)を「請求額÷月間時間数」のブレ幅から検出する時間比例性テスト、③SPコミット費用の行が0.00円、または存在しない場合に全額前払い済みと判定する方法です。一方で、RIの正味効果は原理的に請求書からは復元できないという手法の限界も明示しています。
こうした読み違いは、乗り換え判断そのものに影響します。表面上の割引率を前提に「すでに十分効いている」と判断すれば他の手段を検討する動機は生まれず、逆に見かけの数字だけで乗り換えを試算すると、割引を適用したはずなのに現状より高くなる逆転が起こり得ます。CloudCutは、AWS・Google Cloud公認パートナー経由への契約切り替えという商流最適化のアプローチで、構成変更やダウンタイムを伴わずに最大20%のコスト削減を実現します。
手法の詳細(3つの判定手法の手順、実測値、適用限界など)については、下記のプレスリリースをご覧ください。
※「最大20%削減」は、CloudCut提供元におけるこれまでの導入実績における最大削減率です。実際の削減率は利用規模・契約期間・現行サービス構成により変動します。
※ プレスリリースの全文は PR TIMES でご覧いただけます。
