Operation Guide
Google Cloud操作手順ガイド見積に必要なデータ4本の取り方
お見積りをお出しするために、Google Cloud コンソールの Cloud Billing から4本のデータをお預かりしています。このページは、その4本をご自身で取得していただくための手順書です。手順に出てくる画面名・タブ名・ボタン名・列名は、Google Cloud 公式ドキュメントで裏取りした表記だけを載せています(各手順の末尾に出典)。項目ごとにURLが振られているので、/guide/gcp#cost-tableのように該当箇所だけを共有できます。
4本すべてそろっていなくても構いません。まずは料金明細CSVだけでもお送りいただければ、そこから読み取れる範囲でお出しします。確約利用割引(CUD)をお使いでない場合は、データ3と4の操作は不要です。
AWS のご請求についてお探しの場合は、AWS操作手順ガイドをご覧ください。お預かりするデータの本数は同じ4本ですが、開く画面も、データが決める内容も別のものです。
- 全体の手順数
- 19ステップ(4本ぶんの合計)
- 目安の所要時間
- 10分程度(画面を開いて保存するだけの操作です)
- 必要なサインイン
- Cloud 請求先アカウントに対する「請求先アカウント閲覧者」以上。プロジェクト側の権限ではこのページに入れません
なぜ4本そろえていただくのか
総額だけでは、お出しできるのは概算にとどまります。Google Cloud はサービスごとに割引率を算出する方式のため、AWS のような一律の総合割引率がありません。実際にお支払いいただく額は「総額のうち割引がかかる部分がいくらか」で決まり、そこはどのサービスをどれだけ使っているか、確約利用割引でどれだけ先に埋まっているかによって変わります。4本は、それぞれ見積の別々の部分を決めます。
4本のうち料金明細CSVだけが、金額と移管の単位の両方にかかります。Google Cloud はサービスごとに割引率を算出する方式のため、総額だけでは割引対象額が決まらず、SKU 単位の内訳が要ります。同じCSVにプロジェクトの列も入るので、移管の順序もここで見えます。 コンソールのどこに何があるか
すべて Google Cloud コンソールの [お支払い]の中にあります。請求先アカウントを選んだあと、ナビゲーション メニューのどの項目から辿るかだけ、先に把握しておくと迷いません。
4本すべてが console.cloud.google.com/billing の中にあります。別サービスの画面を開く必要はありません。データ3と4は同じ [確約利用割引] の中にあるので、続けて取得できます。 請求まわり2本
1請求書・明細書
Invoices / Statements (PDF)割引対象額の土台実際にご請求された金額の原本です。お見積りは推定値ではなく確定した請求額から起算するため、まずここをお預かりします。月次請求書のお支払いか、クレジットカード等での自動支払いかによって発行される書類の名前が変わりますが、どちらでも構いません。手元にあるものをそのままお送りください。
請求書・明細書をダウンロードする
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- 2
対象の Cloud 請求先アカウント名を選択します。
請求先アカウントが複数ある場合は、お見積りの対象にしたいものを選んでください。
- 3
お支払い ナビゲーション メニューで ドキュメント を選択します。
- 4
発行日 ドキュメント 説明 の列から対象の月の書類を選び、選択したアイテムをダウンロード を押します。
複数月をまとめて選択してダウンロードできます。
- お送りいただく形式
- PDF(ダウンロードした原本のまま)。
- 必要な権限
- Cloud 請求先アカウントに対する
請求先アカウント閲覧者 または 請求先アカウント管理者。プロジェクト側ではなく、請求先アカウントに対して付与されている必要があります。 - 対象期間
- 直近3か月ぶん。季節変動が大きい場合は12か月ぶんいただけると精度が上がります。
つまずきやすいところ
- 月次請求書でのお支払いか、自動支払いかによって、
ドキュメント ページに並ぶ書類の種類が変わります。月次請求書のアカウントには 請求書、そうでないアカウントには 明細書 が発行されます。どちらでも読み取れますので、区別せずにお送りください。 お支払い メニューそのものが表示されない場合は、権限が足りていません。プロジェクトの閲覧権限があっても、請求先アカウント側のロールが無いとこのページには入れません。- PDF から表をコピーして貼り付けると明細行が欠けることがあります。加工せず、ダウンロードしたファイルのままお送りください。
2料金明細(SKU別CSV)
Cost table (CSV)割引対象額と移管の単位4本のなかで、お見積りの幅を最も左右するデータです。Google Cloud はサービスごとに割引率を算出する方式のため、総額だけでは割引対象額が確定しません。SKU 単位まで割れている明細があってはじめて、どのサービスがいくら分あるのかを積み上げられます。同じ CSV にプロジェクト名の列も入るため、どのプロジェクトから移管を始めるかの判断材料もここで同時にそろいます。
料金明細を CSV で書き出す
- 1
- 2
お支払い ナビゲーション メニューの 費用管理 セクションで 料金明細 を選択します。
- 3
- 4
グループ条件 で プロジェクト>サービス>SKU>消費モデル を選択します。
この並びにしておくと、プロジェクト別の内訳と SKU 別の内訳が1つのファイルで両方そろいます。
- 5
- お送りいただく形式
- CSV(書き出したまま。列を削ったり並べ替えたりしないでください)。
- 必要な権限
請求先アカウント閲覧者/請求先アカウントの費用管理者/請求先アカウント管理者 のいずれか。- 対象期間
- 請求書・明細書と同じ月ぶん(直近3か月ぶん)。
つまずきやすいところ
- 生成AI系のサービスや Google Maps Platform は、現時点で割引率が設定されていないため対象外です。総額に占めるこれらの比率が高いと、割引がかかる範囲は総額よりかなり小さくなります。SKU 別の明細をお願いしているのは、この切り分けを推測でやらないためです。
- 列を減らさずにお送りください。
SKU の説明 クレジットの種類 費用のタイプ は、割引対象かどうかの判定にそのまま使います。表計算ソフトで開いて整形したものを貼り直すと、この判定ができなくなります。 - プロジェクトが複数ある場合も、請求先アカウント単位でまとめて書き出せます。プロジェクトごとに操作していただく必要はありません。
確約利用割引(CUD)まわり2本
カバレッジが高いほど、請求代行の割引がかかる範囲(オレンジの部分)は小さくなります。一方で使用率に余裕がない状態のまま通常料金の部分だけを動かすと、②の「余っている」が増えます。2つのタブを両方お願いしているのはこのためです。 3CUD 分析レポート
CUD analysis report割引がかかる範囲確約利用割引(CUD)でどれだけ先に埋まっているかを示すレポートです。CUD でカバーされている利用分は請求代行による割引の対象から外れるため、ここが分かってはじめて「総額のうち、実際に割引がかかる金額」が確定します。同じレポートに「CUD カバレッジ」と「CUD 使用率」の2つのタブがあり、見ている分母が違います。両方お送りください。
CUD カバレッジと CUD 使用率を確認する
- 1
- 2
Cloud Billing メニューで 確約利用割引 を選択します。
- 3
CUD カバレッジ タブを開きます。対象となる使用量のうち、どれだけがコミットメントで埋まっているかが表示されます。
- 4
グラフの右下にある CSV を押して書き出します。
- 5
CUD 使用率 タブに切り替え、同じように CSV で書き出します。
有効なコミットメント CUD 割引 潜在的な節約額 などの概要カードが出ている画面を、スクリーンショットで添えていただけると照合が早くなります。
- お送りいただく形式
- CSV(2つのタブぶん)/画面のスクリーンショット。
- 必要な権限
請求先アカウント閲覧者 または 請求先アカウント管理者。- 対象期間
- 月次で直近12か月ぶん(少なくとも3か月ぶん)。
つまずきやすいところ
CUD カバレッジ と CUD 使用率 は名前が似ていますが分母が違います。カバレッジは「使った量のうち埋まっている割合」、使用率は「買ってある枠のうち使えている割合」です。どちらか片方だけでは、移管の可否と時期の両方は決められません。- コミットメントには
リソースベースの CUD と 費用ベースの CUD があり、適用のされ方が違います。レポートにどちらが含まれているかは画面に表示されているとおりで構いません。こちらで読み分けます。 - 使用率に余裕がない状態で通常料金の部分だけを動かすと、コミットメントが余って払い続けることになります。その兆候が見えた場合は、移管の順序を組み替えてご提案します。
4コミットメント一覧
Commitments list移管を始められる時期現在どのコミットメントを保有していて、それぞれがいつ満了するかの一覧です。満了日は「それまでに決めなければならない締切」ではなく「そこから切り替えられるようになる日」として扱っています。満了したぶんは通常料金に戻り、そこから割引の対象になるためです。したがって、この一覧そのものが移管計画の下敷きになります。
保有しているコミットメントを一覧で書き出す
- 1
- 2
Cloud Billing メニューで 確約利用割引 を選択します。
- 3
有効なコミットメント の一覧を表示します。
料金 コミットメント料金 SKU スコープ の列は、表示されていない場合は追加して出していただけると助かります。
- 4
自動更新 列の状態を確認します。
ここが有効になっているコミットメントは、満了しても自動で次の期間が立ち上がります。
- 5
CSV 形式でダウンロード を選び、Flat list で書き出します。
- お送りいただく形式
- CSV(Flat list)/画面のスクリーンショット。
- 必要な権限
請求先アカウント閲覧者 または 請求先アカウント管理者。- 対象期間
- 現時点の一覧(過去ぶんは不要です)。
つまずきやすいところ
- リソースベースのコミットメントには
自動更新 の設定があります。ここが有効なままだと、満了しても自動的に次の期間が始まり、通常料金に戻りません。切り替えをご検討中の場合は、この列の状態を先にご確認ください。満了日だけを見て計画を立てると、ここで1年ずれます。 - 満了日は締切ではなく解禁日として扱っています。コミットメントがぶら下がっていないプロジェクト、または先に満了するプロジェクトから順に移管できるため、一度に全部を動かしていただく必要はありません。
- 既存のプロジェクトが現在の請求先アカウントに紐付いている場合、販売事業者側の受け入れ要件により、新規プロジェクトの作成とリソースの移送が必要になります。プロジェクトIDは変わります。コミットメントの満了時期と、この移送作業の日程を合わせて設計するのが最も無駄がありません。
お送りいただくときに
- まずは料金明細CSVだけでも構いません。SKU 単位の内訳があれば、割引がかかる範囲の見当がつきます。確約利用割引をお使いでない場合は、データ3と4の操作は不要です。
- 加工せず、そのままの形式で。PDFはダウンロードした原本のまま、CSVは書き出したままでお願いします。列を削ったり表を貼り直したりすると、割引対象かどうかの判定ができなくなります。
- 先に秘密保持契約を結んでからでも進められます。請求データをお預かりする前に締結をご希望の場合はその旨をお知らせください。必須にはしていません。
- この段階で権限の付与は不要です。お預かりするのは、ここで出力したファイルと画面のスクリーンショットだけです。お見積りの段階で、こちらのユーザーをプロジェクトや請求先アカウントに追加していただくことはありません。
移管そのもので何が変わるか(既存プロジェクトの扱い、プロジェクトIDの変更、移管時の権限など)はサービス仕様に、ここで出てくる用語の意味は用語集にまとめています。
参照した Google Cloud 公式ドキュメント
Google Cloud のコンソールは画面構成が更新されることがあります。表記が異なる場合は、お手元の画面のスクリーンショットをお送りいただければこちらで読み取ります。
データを取る前に、まず概算を知りたい方へ
CloudCut は、既存の環境や構成を変えずに請求の窓口を切り替えることで、 AWS / Google Cloud のコストを最大20%削減するサービスです※。無料診断では、現在の利用状況からおおよその削減幅をお伝えします。請求データのご提出は、その後で構いません。
※「最大20%削減」は、CloudCut 提供元におけるこれまでの導入実績における最大削減率です。実際の削減率は利用規模・契約期間・現行サービス構成により変動します。